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2019/04/22 05:34
モラにはたくさんの伝統模様があります。
その一つに、クイブロモラがあります。
「世界手芸紀行3」の中で、宮崎ツヤ子先生は次のように解説されています。
「クイブロは、小さい鷹を意味し、戦いの象徴とされ、民族の存続をかけた永遠の闘争を表しています。
クナ族の伝説では、パブ・トゥンマット(神)がつくったドゥクビスというカルー(霊界)に、素材、染料、デザインなど、モラ(衣服)の秘密が隠されていたのを、オロワキスティリという偉大なるムー(祖母)が発見したといわれています。
そのときに選ばれたシンボルのひとつが、このクイブロです。」
伝統模様のモラのモチーフには一つ一つ意味があります。
その意味がわかれば、モラの歴史に触れ、伝統を感じることができるような気がします。
モラがより身近に感じます。